【続編】長男のカゴ
その後、雷さんはパソコンに向かってからお茶を飲んで新聞。



ご飯の準備ができる頃、タバコを吸いだした。



「善、起きてこないね」

「そうですね」

「起こしてきてくれる?」

「はい!!厘君と美衣ちゃんの部屋ですよね?」

「うん、プレートかかってるから」



二階に上がり、子ども部屋を目指した。



確かこの辺…。



見つけてノックをするも、反応がないので静かに開けた。



「うわっ…」



なんでこの人服着ないの!?



裸で寝るのが善なの!?



美衣ちゃんのだと思われるクマのぬいぐるみを抱きしめて寝ている善。



近づくと寝顔がキレイ過ぎてドキッとした。



善って毛穴あんの?



唇のカタチがキレイで触りたくなる…。



「ぜ、善?朝だよ…」

「ん~…」

「みんな起きたよ?早く起きっ…」



なぁ!?



なんで抱きしめられてるの!?



寝ぼけてんなっ!!



「善っ!!」

「うるさい美衣…」

「違うっ!!あたし怜だからっ!!」

「そうか…怜…怜っ!?うぉっ!!」



あたしがビックリだってば!!



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