17歳差のLOVESTORY〜夜が来るまで〜

さき編



毎朝の電車通勤ラッシュの人混み…
高校まで1時間弱の距離。


(痛ったーい!)


高校2年生、美山さき
只今転びました。


「クスッ…」


「ハハハ!」


偶然通り掛かった他校の高校生カップルに笑われる始末。
多分、同い年くらい。


よかった…


知り合いじゃなくて!


すこしホッとした。


(恥ずかしすぎる。)


(「最悪…」)


...
歩き始める私。

...


「ねぇ!キミ!」


ん?もしかして私?


ふと横を見ると…


スーツ…


ネクタイ…


そして上を見上げると…


イケメン…




!?


こ、この人背、高っ!
185はありそう!


「大丈夫?」


「膝,..」


自分の、膝を見ると血が出てた。


「ああ…!」


「危ないからこっち来な。」


「え.えぇ?!」


こっちに来いだと…


なんでしょう、この方、
イキナリ。


私をどこかに連れ去る気ですか?


こんな通勤ラッシュに?


もしかして誘拐?


いやいや…


「あの…!

私を誘拐するつもりですか?」


「ふふ…笑」


え?!

今、もしかして笑われた!?

この人何者?




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