野に咲く一輪の花の如く

ポン

真由が私の肩に手を置いた。



「きっと、進先輩、未来が迎えに来るのを待ってると思うよ?

ただジッと待っていたら、会える日が先に延びるだけだよ?

だったら、1日でも早く会いたくない?」



私は真由の言葉を1つ1つ思い出した。



きっと、まだ辛い筈なのに、私の背中を押してくれている。

そう感じる事ができた。


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