野に咲く一輪の花の如く

キョロキョロしてたら、受付らしい部屋を見つけた。



「すみません」

小窓を開けて中に居た人に声をかけた。



「はい」

何か机に向かって一生懸命作業をしていた職員らしき人が、私の声に反応してそう返事をし、こっちに来た。



私はカバンから、持ってきた写真を見せた。



「この人を探しているんですが、分かりませんか?」



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