二つ葉のクローバー
初恋
「愛季(アキ)ー!!あんたさっさとしないと先輩に怒られるよ!!」
現在の時刻.午後5時30分..
空は綺麗なオレンジ色に染まっている
「待って!!いくら先輩に怒られたってこれだけは妥協したくない!!」
わたしはペンを持っている手に力を入れる
ここは絶対にズレてはいけないポイントだ
「はぁ?学校に飾るポスターなんて誰も見ないんだしさ..」
渚(ナギサ)がため息まじりに言う
「ちょっと静かに!!ここしてる時は話しかけないで!!」
私は人差し指を口に当てて.話しかけないでジェスチャーをしながら言った
「はぁ..私が怒られるわ..」
渚は呆れた様に呟きながら立ち上がった
「先行くからねぇ」
と言いながら教室を出て行った