Fire Flower
「苺~、朝だよ。おっきしよーね。」
苺はまだ1歳。
本当に天使みたいで可愛い。
あ、やばい。
ぐずる!
慣れた手つきで苺を抱き上げる。
「泣かないの~、ママんとこ行く?」
うなずく苺を見てお姉のとこに連れて行く。
「お姉~、苺ぐずった。」
「あー、はいはい。」
これで洗面所があいた。
手早く顏を洗って歯磨きをする。
それが終わったら朝ごはん。
「色葉~、これ咲樹のとこもってって。で、これが色葉の分ね。」
「はーい。」
自分のと咲樹の分の朝食を持ってソファに近づく。
「咲樹、これ。」
「ん。」
とだけ言って、あたしもソファに座って一緒に食べる。
10分でたいらげて、自分の部屋に戻る。