ドライガール
月曜日、目が覚めたのは6時だった。それからどうしても眠れずに、ぼんやり、陶冶の寝顔を見ていた。

起きようとしない彼にあきらめ、パジャマを脱ぎ、洗面所で歯を磨いた。

清々しい朝。

どれだけ、想いを寄せられても、私は愛を理解できないのだろうか。

わからない。でも、今は幸せだよ、陶冶。
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