遅恋~キミがくれた宝物~
外に出ると粉雪が舞っていた。
今年はホワイトクリスマスになるかもしれない。
まぁ、私には関係がないこと…
雪のせいか、私の心のせいか。
重たくなった足を引きずるように、帰路についた。
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「ただいま…」
独り暮らしなのに幼い頃からの癖でいつも言ってしまう言葉。
心の中で「おかえり」が返ってくることを期待してる。
いつか最愛の夫に出会ったら
いつか最愛のこどもたちに恵まれたら
「ただいま」
「おかえり」
そんな言葉の掛け合いを毎日欠かさず続けたい。
そのいつか…がいつになるのかはわからないけれど。