いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「春陽さん……?」


隣から、心配そうな声が聞こえる。



「あ……、」


「大丈夫、ですか…?」


どうやら、凄い顔をしていたらしい。



俺は慌てて、


「大丈夫だよ?


…で、雪葉ちゃんは何処のスーパーに行きたい?」



……と、自ら話を逸らしてしまった。
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