いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「はー、楽しかった!」


「六千円って…、お菓子買いすぎ。」

呆れながら言うと、



「だって欲しいんですもんっ!」


そして、悪戯な笑みを見せる。



……まぁ、そういう俺も生活雑貨を結構買っていたから文句も言えない。



「また来ましょうね!」

笑って言う彼女を見て、


「うん。」


そう言ってしまう俺は甘いんだろう。


……きっと。
< 106 / 226 >

この作品をシェア

pagetop