いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


結局、片付けは和泉が途中から怠けて話をし始め、不本意ながら、俺もそれに混ざってしまい、終わったのは夕方だった。



「はぁ~っ!疲れたぁ!」


呑気にも大きく伸びをしている和泉。



「疲れたってお前な……。やったの大半俺だぞ…?」


「気にしない気にしな~い!」


「っとにお前なぁ…!」


怒ろうとしたその時。



「ねぇ……。そういえばさ、雪葉、遅くない?」



和泉が、心配そうに言った。

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