いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「じゃあ雪葉ちゃんは部屋見てきてね!」



10室ある部屋のうち、使ってあるのは4つだけだから、実質選び放題。

しかも部屋の中は全く変わりが無いので、選べるのは位置だけ。



「はい!」


……彼女は頷いて、長い髪を揺らしながら部屋選びに向かっていった。



「可愛いね~。」


「純真無垢って感じ?」


「うん。」





そんな会話をしていると、直ぐに彼女は戻ってきた。



「決めました!」


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