いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「どこにする?」



「そこがいいです!」



彼女が指差したのは、俺の隣の部屋。


……ああ、そういえば空いてたんだっけ。



「皆さんの近くの部屋がいいので!」


「そっか!」



……そう会話をしている和泉と彼女をよそに、湊が言った。






「…使ってない部屋、掃除してんのか?」


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