いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「いきなり亡くなる事も多い病気です。


何故、彼女は入院と言う手段を選ばなかったのか……。」


そう、眉を八の字にしながら言う先生に、



「いつ、雪葉は目が覚めますか……?」

と、聞いた。



「今はただ眠っているだけです。


もうすぐ目覚めると思いますよ……?」





その言葉と同時に、俺は、雪葉のいる病室へと駆け出していた。
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