いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「違、くなんか…ないよ…っ。


今、までっ、みんな、いな…くなった…っ。」



「今まで……でしょ?」



「でもっ、今までっ…そう、だった…っから、


また…症状っが、出…そうにっ、なった、らみんなの、前…から消えよう、と思ってたっ。



もう、人…がいな、くなっての、独…りは嫌、だった…のっ!!



なのにっ、…のに、症状、が出そうに…なって、も気…づかな、かった…っから!!」



「何でそんな事言うんだよっ!!



今度は、……今度は違うかもしれないじゃん……。」





気づけば、俺の目からも涙が溢れていて。


それは、頬を伝って静かに床に落ちていった。
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