いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)



「雪葉……、あんたまで、和泉みたいに頭がおかしくなった訳?」



愛希が、悲しそうに言う。


「え!?」

和泉はいきなり頭がおかしいと言われて、複雑な表情。


「……ごめんってさ、何言ってんのよ!?」


「俺らに謝るような事、雪葉はしてないと思うんだけど。」



「どっちかっていうと、俺らに頼って欲しかった。」



「……今まで、頼り過ぎなくらい頼ってたもん。」


「その頼ってたっていうのが、私たちにとっては全然だったって事。」




愛希の言葉に、3人が一緒に頷く。
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