いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)
「じゃあ……、また明日来るから。」
「うん。」
ガラ……。
和泉が名残惜しそうに、雪葉を見ていると、
「明日いっぱい話そう?ね?」
そう、雪葉が言って。
すると、和泉が物凄く嬉しそうな顔をするから、つられてみんな笑顔になった。
「また明日ねっ!!」
和泉が手を振りながら、ドアをゆっくり閉めた。
あの時、気付けば良かったのかな……?
ドアを閉める前に少しだけ見えた雪葉の些細な変化に……。