いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「え……。」

その小さな声を聞いてしまった俺は、どうする事も出来ずに、受話器を握ったままただ赤面。



『へっ!?私、今なんか変なこと言っちゃった!?』


その反応に気が付いたのか、雪葉が大きな声を出した。




「…反則だろ……。」


『……へ?』





……俺が言いたくてもずっと言えなかった言葉、簡単に言うなんてさ。
< 179 / 226 >

この作品をシェア

pagetop