いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


……なんて、らしくも無い想像をして。


マイナス思考を、頭から追い出した。






……まだ歯向かっている雪葉の方を見ると、気付いたのかこちらに向かって微笑む。


つられて俺も笑みを零すと、





「何エロ笑いしてんのさ、春陽~?」




と、和泉がからかう様に言ったので、



「五月蝿い馬鹿。」


頬をつねった。



「痛いーっ!!」


そんなことをしていたら急にドアが開いて、






「……城戸さん、調子はどうですか?」


あの時の先生が入ってきた。


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