いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)
「はい!」
雪葉は、柔らかく微笑む。
「いつの間に、先生と打ち解けたの……?」
後ろから震える声。
「別に雪葉はお前みたいな変な人見知りじゃねぇから……。」
っていうか、まずお前がそんなに先生のことを変に毛嫌いすること自体が意味不明だ。
「ならいいです…。
無理すると城戸さんが後から大変ですからね?」
先生は笑い返すと、直ぐに病室から出ていった。