いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)
ガチャッ!!
「なあ、春陽!!俺のケータイ知らねぇ!?」
そう、大きな声で騒ぎながら、和泉が部屋に来た。
そして、俺の部屋を漁る。
「うるっさいなぁ……。わざわざここに置いていく訳ないだろ…。
つーか許可なしに人の部屋を漁るな。バック丸ごとひっくり返すな。」
「俺の部屋もやられたから気にするな。」
湊が笑いながら言う。
……残念ながらここにはプライバシーという言葉が存在しない。
「やっぱ無いか。愛希の部屋行って来る!!」
和泉が言った。