いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「手伝ってー。」


部屋の中では、湊と和泉が折り紙で輪っかみたいなのを作っていた。


いい年した大人が幼稚園の誕生日会かよ…。

言ったら絶対切れるからやめとくけど。



「春陽片付け終わったんだ!!誰のおかげかなー??」

和泉の言い方に殺意が湧く。



お前の騒ぎのせいで遅くなったっつーのに。





「少なくともお前のおかげではない。」




殺意をこれ以上増幅させない為に敢えて冷たく言う。


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