いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)
「ちぇっ。つれないなぁ。」
もういいよ、などと呟きながら、和泉は手元の輪っか作りを続行する。
「…終わりそうか?つーかどんだけ作る気だよ…。」
目の前にある大量の輪っかの繋がったやつは、5メートルはあるんじゃないかというくらいの長さ。
……長すぎだろ!!
「そろそろ終わりでいっか。」
これなら部屋の周りに飾っても余るくらいだよね、と満足そうに言う愛希。
これ以上は止めてくれ、と心の中で叫ぶ俺。
どんだけ俺の部屋荒らすのが好きなんだお前ら。