いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)
*4*
部屋の飾りつけも終わって、彼女の住む事になった部屋に行く。
和泉はさっきと変わらず、
「雪葉ちゃん喜んでくれるよねっ!?ねぇ、湊!」
と騒いでいる。
このやりとり聞いてたら相当プレッシャーになるだろ……。
湊は、和泉の事は気にせずに、ドアをノックした。
コンコン。
「雪葉ちゃん居る?」
名前呼びしてるって事は、湊も彼女の事受け入れているんだな。
……なんて、ボーっと考えた。
湊って、結構人見知りだし。