いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


そう考えると、なんか俺まで不安になってくる。




「まさか、どっかに連れて行かれちゃったとかは無いよね!?」


愛希の言葉の意味をやっと理解した和泉が、慌てだす。




「そんなに焦るなって……。」

湊も言うけど、どこか落ち着きが無いように見える。




その時。


タンタンタン……ッ。


階段を昇る音がした。


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