いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「ね、どぉ!?どぉ!?」

まるで犬みたいに、褒めて褒めて、と目を輝かせている和泉。




……その顔、今すぐ止めろ。




でも、彼女の反応は予想外のものだった。


「…クッ。……ヒックッ。」



彼女は、


……泣いていた。


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