いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)
「ま…た~ぁ、来…てねぇ……。」
タイミングの良すぎる和泉の寝言。
ふにゃ……。と柔らかい笑みを漏らしながら言う。
部屋の中に軽い笑いが起きた。
「私たち、帰るね。和泉の事よろしく~。」
「ああ。」
ガチャ、
出て行くのかと思いきや、湊が足を止めて、振り向いた。
「あ、間違っても酒回ってるからって襲うなよ?」
そして、ふざけた口調で言う。
「当たり前だろ。」
変な冗談は止めとけよ…。