いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


…でも、星は輝きはするものの、流れる事は無かった。



「……お願い、したかったのにな………。」

彼女はそう、ポソリと呟いた。



「何か、したい事あったの…?」

そう聞くと、ハッとしてこっちを見る。





何か、聞かれてはいけない事を言ってしまった、




……そんな顔で。



でもすぐに、


「でも、そんなに大事な事でも無いから!」

と笑いながら、言う。


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