いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)
「何でって……。酔いつぶれて勝手に人ん家のソファーに寝てたのはお前だろうがよ……。」
そう言うと、
「起こしてくれても良かったのに……。」
と、ふてくされた様に頬を膨らませる。
それから、ハア…。という溜息と共に肩を落とす。
……いつも起こしても起きないか起きたら切れるかなのに、その言い草……。
まだ、起きてから数分しか経っていない筈なのに、いつもの数倍疲れた気がする。