いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「……今すぐ大学行け。」



「えー。だって遅刻だもん…。」

もういいの、留年したって。と、既に開き直っている。



「いいから行け。」

そう言うと、



「じゃあ、春陽も一緒に行こ?」

両手を合わせてお願いしてきた。


おいおい……。





「……俺卒業生だから。」


< 72 / 226 >

この作品をシェア

pagetop