いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


「……和泉が友達連れてくるなんて珍しい。」

…と、彼女は驚いたように言った。



「今日から住むんだよ?二人とも。」

そう、和泉が言うと、


「なら、信用できる……?」

心配そうに聞く。


「うん!だって、俺が選んだんだもん!大丈夫だよ♪」

和泉は、それに答えるように胸を張って言った。




その光景を見て、


……なんか、頼りがいのあるお兄ちゃんみたいだな。


と、不意に思った。





……普段頼りない和泉に対して。


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