いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)
そんな事もあったな……。
気付いたらここに住んでいた。
愛希ともすぐに打ち解けたし。
……そんな回想はさておき。
「さっさと大学行って来い。」
和泉にそう言うと、
「はいはぃ……。」
渋々、という感じで玄関から出て行った。
和泉を見送ってから、ベットに体を預ける。
ギシ、とスプリングの軋む音がした。
「さて、どうすっかな……。」
今日は会社は創立記念日だとかで休み。