いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)


近くにあったコンビニに車を止める。


彼女は、こちらに目を向けたままだ。




「愛希とは付き合って……ない、よ?」


そう言うと、彼女は、驚いたような顔をして、

「嘘!?」


……と、言った。



そして、


「絶対付き合ってると思ってました…。」


…と、呟いた。


それが、俺には何故か可笑しく思えて、


「ははっ。」


……笑っていた。


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