今度はあなたからプロポーズして









皆をもてなした後、






わしは一人であの公園に向かった。






夜の公園は静寂に包まれていた。






ベンチに腰を降ろして目を閉じると










「上手な絵ね」










と背後から声が聞こえた気がして
咄嗟に振り返ったが、








そこには誰もいなかった。








わしは実感した。










春江は逝ってしまったのだ、と…













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