ラブ★シックネス
『…用はなに?』
てっきり、昨日のことでも言われるんだと思ってた。
アイツも一応人間だし、ちょっとはあたしのことを心配してくれてるんじゃないかなって。
正直、今そのことをほじくり返されるのは御免だし、変な慰めの言葉だったらいらないんだけど。
それでも、あたしはやっぱり心のどこかで、優しい言葉を期待していたのかもしれない。
「あー、そのことなんだけど。」
―…でもアイツが発した言葉は、慰めなんかよりももっと、いらない言葉でした。