ラブ★シックネス
「それに、そんなにハート多くなくね?
この長さで、2個しか使ってないし。」
『十分多いから!』
あたしなんか、女の子なのに、女子同士でメールする時でさえ、ハートマークを使ったことないんだよ?
それなのに、男子がハートマークを女子に送るとか…。
正直、気持ち悪い。
『……あ!』
そんなこと思ってたら、手元にあったアイツの携帯が、キラキラと点滅した。
表示される名前は、さっきまで見てたメールの宛先と同じ。
…どうやらさっきのは、送信済みのメールだったらしい。