ラブ★シックネス
だってさ、アイツと恋人とか、チューとか、その後とか、考えられないじゃん。
「次、行こっか。」
『…うん。』
今みたいに、あたしの失敗を咎めたりせず、さり気なく許してくれるとことか。
最近、嫌な奴としか思ってなかったアイツのことを、たまには良い奴なのかなって思う時もある。
―…それでも。
「さっきの説明、もう一回やるね。」
思ったよりも、出逢ってからの月日は長い。
幼なじみでいる期間が余りにも長すぎた。