ラブ★シックネス
ムシャムシャするけど。
くすぐったい気持ちも、…あるけど。
だけど、これだけは言える。
あたしは他の女の子と、違う。
あたしは、アイツのことを好きになったわけでないと。
『……。』
「……。」
気づいたら、お互い言葉を発することをしなくなってて。
あたしを見ようとせず、問題集ばかり見つめているアイツが、
辺りに充満したポテトチップスの脂っこい、嫌な臭いが、
どんよりと、重たい空間を作っていく。