ラブ★シックネス
アイツと共有する空間って、こんなに息苦しいものだったっけ。
会話をしなきゃ耐えられないような、そんな空気は昔も流れていた?
…きっと、違う。
ケンカを、しててもいいから。
お互い違うことをしててもいい。
ムカつくこともあるし、納得できないアイツの気ままさもあったけど。
それでも、多分。
アイツの隣は楽で、気を使わなくていい軽さがあって。
―…恋人になりたいとか、考えつきもしなかった。
あたしはずっと、アイツと幼なじみのままでいたかったの。