ラブ★シックネス
「んー。」
なんで、濁すの。
なんで、メールを見ようとしないの。
いつもだったら、女の子のメールを喜んで確認するのに。
より早い返信を、心がけるくせに。
―…なんで、泣きそうな顔で、笑うの?
『……っ』
こんな顔されたら、あたしだって何も言えなくなる。
いつも通り、アイツは感情の見えないヘラヘラした笑顔を浮かべてるんだけど、今日はなぜか弱々しく見えて。
どうしようもなく、脆いものに思える。