ラブ★シックネス
多分、実際は何考えてるか全く理解できないけど、アイツは闇を抱えているんだと思う。
あたしはそこまでお人好しじゃないし、無理に何から何まで聞こうとは思わないけど。
それでも。ムカつく奴だけど。
苦しんで欲しくないとは、思う。
『そうでしょ!?』
「……。」
あたしが凄い剣幕で問いただした時。
―…アイツがいつもより柔らかく、微笑んだような気がした。
『……っ』
「そうだね。」
優しく、温かく。
やっぱり、何を考えてるかは、見えないけれど。