ラブ★シックネス



話を中断させようと思えば、させられた。


それなのにしなかったのは、アイツがあまりにも“生き生きした瞳”で喋っていたから。



「だから、英語の勉強だけは楽しかった。知る度に、もっと知りたいと思えた。」

『……。』



女の子と喋ってるときもニコニコしていたけど、それとはまた違う、

心の底から嬉しそうな表情をしているアイツを、視界から外せなくなる。



こんなアイツ、知らない。
“チャラ男”という一面以外で、こんなキラキラしてるアイツ、見たことない。


アイツでもこんな表情するんだって思ったら、なんだか胸がギュッとなったんだ。



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