ラブ★シックネス
時は、変わった。
年代は流れた。
知らない、表情。
知らない、交友関係。
アイツの幼い面影はどんどん消えて、どんどんあたしが知らないアイツになっていって。
「将来、英語と触れ合っていける職につきたいと思ってる。」
―…知らないよ。
アイツがこんなに英語が、好きだったなんて。
洋楽が好きなことは知ってたけど、そんなに深くまで、知らない。
いつの間にかあたしは、颯の知らないとこだらけだ。