ラブ★シックネス
怖かった。
時は流れた。だからこそ、変わっていくのは仕方なかったのに。
あたしは、変わることを拒んだ。
アイツの女たらしも、アイツの嘘臭い笑顔も。
受け入れたつもりで、全然受け入れられてなかったの。
―…変わるのが、怖い。
あたしはずっと、“あたしの隣にいた”アイツで、いてほしいんだ。
「――いつか、海外に留学とかしてみたいと思ってる。」
ねぇ、だから。
そんなこと言わないで。
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