ラブ★シックネス



「みぃちゃん、本当、ごめんって。」

『……。』

「ごめんね、だから泣き止んで。」



しゃっくりを繰り返すあたしに、今度こそアイツがあたしの髪を優しく撫でる。


本当に優しく、壊れ物を扱うみたいに。

敏感にアイツの手のひらを感じとったあたしの頭は、前よりもずっと大きくなったアイツの手のひらに気づいていた。



「俺とみぃちゃんは、幼なじみだよ。」



―…そのあと颯が、一生懸命になっても届かないもんだって。

小さく呟いていたのにも、気づいていたんだ。


























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