ラブ★シックネス



わからないよ。

恋とか、愛だとか。
幼なじみとか、恋人だとか。



アイツに対する感情は、どれも全部よくわからない。




―…でもね、



『それでもあたしは…っ、アンタといたいと思ってるんだよ…?』




涙が、零れた。

なぜかはわからないけど、一度出てくると止まらなくなって。



次から次へと、頬をビショビショに濡らしてゆく。




『…っ、だって!』



だって、あたしは。


―…颯が大好きだから。



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