ラブ★シックネス



『…ばーか。』



自然に零れていた、笑顔。
無理をしているわけでもなく、先輩とのデートの約束が、頭から徐々に消えていく。



「ん?」



そう言ってアイツは、口元をニヤリとあげ、首を傾けてみせたから。



…別に、いいや。
先輩とデート出来なくても、今回はいいや。



アイツと明日過ごすのも、たまにはいいかもしれない。
































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