ラブ★シックネス
GAME★04
「みぃちゃん、これちょうだい!」
『あっ、ちょっと何すんのよ!』
そう言って、先ほど購入したばかりの、あたしのたこ焼きに手を伸ばすアイツの手を、バシンと叩く。
ペシッ、と、良い音がなったアイツの手のひらは赤くなり、大分痛そうだ。
「みぃちゃん、女の子がそんな暴力しちゃダメだよ?」
―…アイツとの、デート。
11時くらいに家を出発し、小腹が空いたあたしたちは、ちょうど今、お互いに軽食を購入したところ。