愛LOVE…
彼氏じゃない。幼なじみ
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次の日、あたしはいつもより20分程早起きして、直哉に何も告げず一人で登校した。
「あ、おはよう綾峰さん」
「加村君……おはよう。昨日は何かごめんね」
購買部でパンを買い、教室に入ろうとするとちょうど加村君も一緒になった。
「今日は直哉と一緒じゃないんだね」
「うん。ちょっと、ね」
あたしはあまり詮索されるのが嫌で、それだけ言うとさっさと自分の席に着いた。
今回2年生に上がる時にクラス替えをして、そこからまだ約1ヶ月。
今の席はくじ引きで決まったものだ。
あたしと直哉は都合よく(今は都合悪く)斜め隣といった具合で、ちなみに加村君は直哉の列の一番後ろの席だ。
次の日、あたしはいつもより20分程早起きして、直哉に何も告げず一人で登校した。
「あ、おはよう綾峰さん」
「加村君……おはよう。昨日は何かごめんね」
購買部でパンを買い、教室に入ろうとするとちょうど加村君も一緒になった。
「今日は直哉と一緒じゃないんだね」
「うん。ちょっと、ね」
あたしはあまり詮索されるのが嫌で、それだけ言うとさっさと自分の席に着いた。
今回2年生に上がる時にクラス替えをして、そこからまだ約1ヶ月。
今の席はくじ引きで決まったものだ。
あたしと直哉は都合よく(今は都合悪く)斜め隣といった具合で、ちなみに加村君は直哉の列の一番後ろの席だ。