愛LOVE…
「俺なら綾峰さんを傷つけたりしない、あんなふうに泣かせたりしないのに。幼なじみってだけで綾峰さんの隣にいるのが当たり前みたいな顔して、そんなら俺に勝ち目なんてないじゃん」

「加村君……」

これは告白と受け取っていいのだろうか。

カッコイイ系の直哉とは違い、綺麗系な顔の加村君が、切なげな瞳をしてツラそうに言った言葉に、あたしはどう答えていいかわからなかった。
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